自分自身が不登校だったという経験から、
子ども達や親御さんたちを救ってあげたい、
それも、もちろんあります。
ただ、
今まで仕事においても、
子ども達への教育においても総じて感じることがあり、
それが、
『自信がない人が多い』
という事だ。
親御さんも、
よくよく話を聴いていると、
自分に自信がないという。
でも、
だって、
どうせ、
このような言葉を、
よく聞いてしまう。
子ども達も、
だんだん大人になるにつれて、
引きずられて行ってしまう。
私が根幹的に感じているのは、
この国に自信のある人が少ない、ということだ。
私は国家主義者ではないし、
そんなに大きな転換を図ろうというわけではない。
ただ、
もっと自信がある人がどんどん増えていった方が良いのではないだろうか?
と思う。
自分が好きで、
自分の周りにいる人が好きで、
自分の住んでいる地域が好きで、
自分の国が好きで。
それが、
自信というものにつながるのではないだろうかと思う。
自信と言うのは、
自分だけのものでは生まれない。
例えば、
勉強が非常に出来て、
高校、大学と素晴らしい業績を得たとする。
自身は満々だ。
しかしながら、
往々にして社会に出た時に、
それは通用しなくなる。
人間関係だ。
勉強、という能力での自信は、
コミュニケーションを主体とした人間関係の自信とは、
全く別物。
このように、
ただ単一的に作り上げられた自信は、
非常にもろい。
自信とは、
目に見えない部分で構成されたものが大きいのだ。
誰かが信じてくれている。
誰かや何かを信じている。
この要素も自信となる。
それこそ、
絆やつながり、
地域や国を愛する心。
先祖や神社などもそれに当たる。
その部分が、
すっぽりと抜けてきているのが現代の世の中だ。
モノ、カネ、コトに傾倒しすぎていて、
だいじなものがなくなって、
こどもが最も評価してほしい、
その、
自分自身という存在。
つながりというもの
が、
分からなくなってしまっている。
私は、
最終的に、子供たちに本当の自信を持ってもらい、
その子供たちが大きくなって、
この国を自信でいっぱいの人たちにしたい。
それが
フリースクールを始めた一番の理由だ。
私も本当に自信がない子どもでした。
ただ、
そこから自分なりに自信をつけて今日まで来れました。
私に出来たのだから、
みんなには絶対に出来る。
そう信じて、
出会う人たち、子供たちに、
自信をもてるよう伝え続けていきたいと思います。
家庭塾のミライ
代表 西岡祐一