中学生の男の子R君と話していたことだ。
小5からまったく学校に行っていかず、
ずっとゲームをして、
話もほとんどしない子なのだが、
さいきん、
PCで音楽が作りたい(DTMというやつだ)
という興味がわいてきた。
さて、
お母さんに伝えたところ、
まったく伝わらない。
それはそうだ。
DTMってなんだ?
というはなし。
そこでお母さん的には、
それを手にすることで、
どんなメリットがあるのか、
できれば、
ちゃんと説明して欲しいとの事。
ふむ。
これは大人の理論として確かにそうだ。
それを、
間接的にR君に伝えたところ、
びっくりするような答えが来た。
『メリットを先に提示するとかじゃなくて、
メリットは作っていくものじゃないですか。』
!!!
すごいこと言うな。。
では、
試しに聴いてみた。
『じゃあ例えばR君はゲームやってるじゃん?
そこで得たメリットってあったりするの?』
ふだん、
ポツリぽつりとしか喋らない彼が、
しっかりと主張をし出す。
『たとえば、漢字、覚えました。
あとは、音楽に興味持てたのもゲームからです。』
なるほど、
子どもは自分なりに自分の必要なものを勝手に、
掴んでいるのだ。
ツールは何でもよくて、
学校に行こうが、
ゲームしてようが、
自分の最適な場所に向けて、
しっかり育っている。
必要なのは、
その子自体のモチベーションなんだなと、
改めて感じる一軒でした。
では、
そのモチベーションについて次回は語ろうと思う。