一日の流れ1_スクールに到着 _相模原市・厚木のフリースクール_家庭塾のミライ

【 ~心理的安全性について~実際の不登校のご家族Eさんの例 -第3話- 】

さて、
その後、R君はどう変化していったか?

最初は無表情で、
お母さんをにらみ、暗い表情しか浮かべていなかったのですが、

いまでは、
表情は完全に明るいわけではありませんが、

少しづつ、
顔の動きも出てきて、
言葉も多くなりました。

いつも、
お部屋にいる後に一緒にお散歩で30分くらい歩きに行くのですが、
けっこうしゃべります(笑)

いつも、散歩行くかな~?
と思って誘うのですが、
かなり乗り気っぽい感じで、

これ、
じつは喋りたいんかな?
と思ったりしています(笑)。

ある日、
散歩で話していて、

ゲームの中で曲を作るのが好き。

というのを聴き、
その後、お母さんからも
楽譜が読めるようになりたいらしい。

というのを聴いたので、
そしたら今度、
ピアノでも弾いてみる?

と言うと、
やってみると。

ちなみに私は、
過去にピアノ20年以上の経験があるので、

よーし、
やってみるか!

と、
やってみることにしました。

一応、
かんたんな楽譜を買ってもらったのですが、
やっぱ無理(笑)。

なので、
自分の興味のあるゲームの曲を聞いて、
ユーチューブで私が音を取って楽譜にして、

それを一緒に弾いてみました。

意外と楽しいのか、
気づくと1時間位一緒にやっています。

ピアノの練習って、
ならいごとでもだいたい30分が限界です。
飽きます。

だけど、
R君、1時間がっつりやりますね。
凄いと思います。

最近は、
やっぱりWebで音楽を作ってみたいみたいなので、
DTM(パソコンで音楽をつくること)

をやってみたいと。

今度、
お母さんに話してもらえませんか?

と相談を受けました。
じつに重い任務ですが(笑)

機材など環境をそろえるのに
ぼちぼちなお金もかかるので、

命を懸けて、
提案しようと思っています(笑)

また歩きながら、
高校にも音楽の専門学校あるよ、とか、
そこは試験とか無いし、

普通の学校とは違うから、
良いんじゃない?

とか話してると、
興味深そうに聞いていました。

別に小中学校に行かなくても、
その子の生きる道、というのは
どこかで生まれてきます。

じつは、
心配って要らないのかもしれません。

それよりも、
しっかりと心理的安全性をまず確保してあげて、
生きるエネルギーそのものを養い、整え、

少しづつ元気になってきてから、
興味があるもの、楽しいものを見つけてあげて、

後押しをしてあげれば、
良いのかもしれません。

心配や不安は、
まさにその結果を呼んでしまいます。

しかし、
1人で考え一人で行動してしまうと、

ついついマイナスな心理状態になりがちです。

良い心理的安全性を保ち、
少しづつ積み重ねるように微細な変化をしながら、

家族みんなで良くなる。

Eさんのご家庭の、
とても素敵なプロセスをご紹介させて頂きました。

まだまだ、
改変の途中ではありますが、

わたしもずっと寄り添っていく想いです(^^)/

ちなみに、
お母さんは、新たな憧れの職場へのチャレンジ。
お父さんは、自分の好きなこと探し。

それぞれ、
自分たちを変えることで、

子ども達への道を
拓いています。

子どもを心配することよりも、
自分たちの人生を拓いていく事が、

結果、
家族の道が拓けていきます👐

 

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