一日の流れ1_スクールに到着 _相模原市・厚木のフリースクール_家庭塾のミライ

【 子どもを問題にするだけでは終わらない 】

子どもの状況が良くない。
または、
不登校になる、などと具体的な状況が起こる。

こういった際に、
往々にして、まずは子ども自体の問題を解決しようと動くのが通常である。

しかし、
問題が深刻である場合、

じつは子どもの問題だけを解決しようとしても上手くいかない。

子どもの問題は環境を反映しやすく、
子どもにとって最大の環境は親である。そして、子供の問題は、親の問題を反映させることが多い。

現代においては、
母子の関係が強くなってきているため、
ことさら母親の影響は、子供に直撃してしまう。

子どもの問題はよく言うにSOSのサインではあるが、
子どもだけを解決しようとしても、
上手くいかないことが多い。

むしろ、お母さんを支えたり、
解決方法を一緒に模索して改善した方が、
事態が良くなるケースが経験上、

多いと感じる。

子どもにとって、
お母さんの存在は非常に強く、
例えるなら常に明るく照らす太陽のような存在だ。

その、お母さんという太陽が輝きを失い、
雲に覆われていたのでは、
子どもは元気になれない。

常に空気を読み、
状況に柔軟に適応してしまうがゆえに、
お母さんの陰鬱さに影響を受けてしまう。

この点で、
お母さんたちは、そこで、
ことさら頑張ってしまう。

すべてそうである、とは言えないが、

ここで是非とも気付いて頂きたい点が、

そのような状況になった時点で、
まずは自分自身が、

『うつ』状態である、
ということを、
まずはぜひ認識をしてほしい。

”うつ”というと、
ふさぎこんで暗いイメージがあると思うが、
そうでない場合もある。

とにかく一生懸命、
極限まで家事に育児に仕事にと、奮起している。
そういう状況でも”うつ”であったりする。

ある日、
急に線が切れたように空虚感に襲われ、
自殺に至ったり、

そこまでいかずとも、
憔悴、疲労困憊に気づくのである。

そこでまた、
そういう時に陥りがちな思考が、

『わたしは悪い母親だ』
『世間の良い母親になれていない』

という思考になってしまうため、

より一層頑張るのだ。

実際に、
そうではない道が正解なので、
一向に事態は解決しないのだが、

本人は、
それしかないと思い必死に続けてしまう。

それを、
先に子供が自分が状態を悪くして、
見せてくれているのかもしれない。

ひとつ言えることは、
その頑張りは、
誰かから影響を受けているものだ。

それは、
じつは自分の母親である。

そうでないとしても、
時代の印象として、

過去の母親像を踏襲してしまっている。

この点に、
今回は細かくは触れないが、

要は、
”あなたのせいではない”

ということだ。

十分に頑張ってきたから、
もう自分らしく楽に生きて良いんだよ、と思う。

その気楽さから、
じつは本当の道が見えたりする。

ここで話を戻すが、

子どもの状況を良くしていくためには、
お母さんから、
明るい笑顔と優しい表情を注がれてこそ、

初めて、子供は安心して自分の関心や目標に向かって
進んでいく事が出来る。

 

わたしも、

お母さんにはとにかく笑って欲しかった。

いまだコレは叶っておりませんが、

ことさら、他のご家庭には、

ぜひそうなって欲しいと活動している。

まずはお母さん自身の、
”心理的安全性”

を作ることが、
家庭の状況を改善する、

一番重要な要素になると感じています。

 

ご拝読いただき、ありがとうございます。

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