一日の流れ1_スクールに到着 _相模原市・厚木のフリースクール_家庭塾のミライ

【 自主自立 】

①~⑥の成長過程において、
もっともお伝えするのが難しく、

そして、
なかなか克服しづらいのがこの、

『自主自立』

です。

ですので、
もし可能であれば何度もこの項を、
読んで頂きたいなと思っています。

そもそも、
聞きなれない言葉だと思いますので、
Google先生にお聞きするとこのようなご回答。

=====================
自主自立(じしゅじりつ)とは、
自分のことは自分の力で行い、
他人に依存しないことを意味します。

他人や周囲からの干渉や制約を受けず、
自発的に自分自身で考えて行動し、

自分自身の規範に従って己を律すること、
自主性や自律性を備えていることを指します。
=====================

要は、
自分で動けるようになった状態、

という事なのですが、

そこに至るまでには、
①心理的安全性
②自己重要感

この二つをしっかりと、
築きあげる必要があります。

逆に、
この二つが無いと、

自立しようと思っても、
行動して失敗した時に、

すぐにヘタってしまいます。

親御さんが望むのは、
この”自主自立”した状態だと思いますが、

①→②→③のフェーズが、
非常に難しいため、

解決に至らないのではないかと
感じています。

①と②は、
前述しましたが、

おおよそ考える期間になります。

自分の中の、
知識やあり方、

哲学、というものを、
入れ替える時期になります。

人間は、
行動して、それが結果につながり、
自信につながっていきます。

”思ったようにいくようになること。”

これが、
成功の定義だと思います。

そのため、
どうしてもこの、

”行動と結果”

を求めてしまいがちなのですが、

それは、
①.②.③がちゃんと整った状態からでないと、
不可能です。

良い感情や良い経験により、
人間の中身が少しづつ入れ替わり、

自分の存在の承認、
そして能力の確認、

などの、
新たな自分、が熟成されてから、

少しづつ、
よし、やろう!

という気が起きてきます。

自然と起きます。

これを不自然に起こそうとすると、
よりつらさが増してしまい、

状況は横ばいか悪化、
しいては最悪なケースになる場合もあります。

時間はかかりますが、
しっかりと①.②を築き上げて、

③の自主自立を促していきましょう。

自主自立に関して大事なことは、

本気にれるものを探す事

です。

本気というと、

死に物狂いとか、
とにかく努力、

などを想像してしまうと思いますが、
そうではありません。

本気というのは、
”本当の気持ち”

を略したものです。

自分の本当の気持ちは何だろうか?
そして、
少しづつでも良いからそれをアウトプットすること。

ここから、
自主自立が始まります。

おおよそ、
自主自立が成り立っていない人は、
素直になれません。

素直な心が無いと、
何も入ってこないため、
前に進めないのです。

今までの自分の成功体験。
失敗体験。

それらに捉われていると、
ぜったいに前に進みません。

現状維持という名の、
無限地獄が続きます。

人間は、
生きている以上、劣化(酸化)は刻々と進んでいきます。

現状維持のように見えますが、
確実な後退をしていきます。

しかしながら、
いきなり素直になれと言われても大変に難しいものです。

そのための訓練が、
本当の気持ちのアウトプット。

それが、
本気でやること、です。

これを続けていくと、
徐々に、『やる』が決まっていきます。

何をやるかとか、
どうやるかとかをついつい考えてしまいがちです。

お前、
何がしたいの?

将来どうするの?

聞いてしまいがちですが、

違います。

やってみたい、
やりたい、
何かある気がする。
自分はこうでありたい。
自分に合う気がする。

この、
素直で自然な感情が出始めたら、

自主自立に向かっていきます。

自主自立が起き始めた時の、
わかりやすいシグナルが、

まったく新しい事への、
グレートリセットが起きます。

今までの経験を引きずったままだと、
ぜったいに起きません。

素直になれないので、
0から始められないのです。

すべてがリセットされるという感じではなく、
今の状態に、プラスオンされるのですが、

まるで初心の頃のような感覚からの、
スタートが始まります。

やるが決まって、
なんとなくそのような行動をとり始めると、
呼ばれてきます。

と、このように、
自主自立をお伝えするのには非常に、
抽象的な表現となってしまいます。

また、
自主自立を、
言葉だけでとらえると、

自分で立っているように感じますが、
そうではありません。

自分を支えてくれているもの、
引っ張られる力。

それらを感じられるようになったときに、
自分で立てる力が生まれます。

子どもに自立して欲しい。

そう願う親御さんが多いと思いますが、
まずはご自身の自主自立を見直してみてください。

本当に、
立っているでしょうか?

がんばって踏ん張っていませんか?
なんとなく現状維持をしていませんか?

分かっていても、
怖くて踏み出せない。

そう感じていませんか?

いま、楽しいですか?

自主自立のフェーズは、
”自力”と”他力”を調和していくフェーズでもあります。

もちろん、
自分の努力もありますが、

自然と脱力を意識しながら、
ものごとが運ばれていきます。

①.②.③が整えば、
”未来”が少しだけ見えてきます。

社会で示されているようなミライではなく、
自分だけの未来です。

足元がおぼつかなければ、
この先の、
上空を見上げることなどできません。

この項目だけでは、
なかなかお伝えしきれないのですが、
何か感じるものがあれば幸いです。

ぜひ、
ご自身の”自主自立”を打ち立ててください。

その先に、
動き出す未来があります。

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