私が経営者と主婦業、
どちらも経験して感じたのが、
マネジメントの仕方が、
まったく異なるという点。
仕事の場合、
成果を出すことが第一義の
目的・目標とされます。
例えば、
売上を上げようとか、
勤務効率を良くしようなど。
それを、
スタッフ一丸となって、
達成することを目的とします。
さて、
家庭の場合。
目標ってありますかね?
家族の目指すべき目標。
根本的には、
無い
と思います。
強いて言うならば、
後世にバトンを渡していくこと、
ですかね。
そもそも、
家族には、目標を定める
というものがそぐいません。
それに対して、
父親あるあるは、
まるで仕事のように、
マネジメントしてしまいます。
この子を育成するためには、
この課題を与えて、責任感を持たせて、、、
他の兄弟と同じように、
調和を考えて欲しいな、、、
など、
基本的に、
『管理』
のマネジメントをしてしまいます。
男子は、
未来予測が好きだしやりたがるので、
そこを見るのは構わないのですが、
その、進め方、
やり方が、
敢えて申しますと、
まったく違っています。
大きな企業のマネジメントは、
個性を出されると回らないため、
いかに合理的に管理するか?
数字を元にした方が管理しやすいので、
数字を基本に目標を立てたり。
しかし、
家庭、という最小限の組織においては、
大きな形のマネジメントは、
まったく無意味、
というか違います。
小さな組織の動かし方を、
改めてお学びになられた方が良いかなと、
偉そうに申しますわたし、
かつて、
主婦交代した時に見事に差を感じ、
ノックアウトしてました笑
家庭、は本当に小さな、
組織
です。
10人くらいの会社にお勤めだとしても、
それよりも小さく、
細やかなマネジメントにしていく必要があります。
また、
母親あるある。
家事育児は、
いま、今、イマ
の連続なので、
なかなか未来思考や予測をする習慣が、
生まれにくく、
将来に不安を感じやすくなります。
そのため、
将来の不安を消そうと、
周りと迎合し始めます。
芸能人、すごい。
アイドル、カッコいい。
子どもが良い学校行ったら安心。
このような、
社会的な、すごいと言われる目標に染まりがちです。
その目標に、
知らず知らず、子供を巻き込んでいきます。
お母さんの愛情の、
少し曲がった道筋は、
不安や寂しさ、
怒りなどのマイナス感情から、
静かに、
子どもを自分に取り込んでいく部分で、
愛、という名の
共依存
に陥りがちです。
周りの言ってること(テレビやネット含む)に
囚われず、
将来に不安を感じないように、
自分の、今、を楽しんだり、
子ども自身の、未来、を信じる。
シンプルに、
これで宜しいと思うのですが、
長年の囚われの力は大きいため、
なかなか抜け出せません。
まずは、
自分をラクにしたり、
自分のことを見つめ直したりの、
『セルフマネジメント』
が、
非常に重要となってきます。
女性は、
話すことによってストレスが吐き出されたり、
自分が見出されたりしますので、
信頼できそうな人と、
話してみるのがオススメです。
まとめると、
男性は『マネジメントの違いを0から学ぶ』
女性は『優しいセルフマネジメントの実践』
まずはそこに目線を置いて頂ければ、
別に、家庭に目標などは必要ありません。
子どもも勝手に良く育っていきます。
敢えてやれることを言うならば、
コミュニケーションを良く取ること。
正直、
良いコミュニケーションを行えている方も、
少ないと思います。
僕のほうがコミュニケーション凄いから皆は、、、
というようなことが言いたいわけでなく、
良いコミュニケーションが取れていれば、
そもそも問題が生じないから、です。
逆に言うと、
明らかなる課題を解決していきさえすれば、
必ず、問題は消えていきます。
時間はかかるのはもちろんですが、
自分の人生、
子どもの人生、
変えたいと思えば、
今からでも変えられます。
ちなみに補足。
学びのフェーズは、
ある程度の心理的安全性が確保された状態、
要は、
十分なストレス除去を行なった状況、
もしくは究極まで追い込まれて開き直ったなどの状況からスタートしていきます。
いきなりこのフェースから始めると、
自分が苦しいため、意地が出てきて、
素直になれません。
ぜひ人間の性能の順番を知っていただき、
上手に自分を使っていきましょう