不登校でよく診断されるのが、『起立性障害』である。
朝起きられない、めまいがする、などが代表的な症状だ。
障害、という名称がさも、たいへんなニュアンスを感じさせる。
端的に言うと、症状は『自律神経失調症』とそんなに変わらない、というかどちらも明確なものは
無いと思われる。医療は症状名を付けないと薬を出せないので、色んな呼称を付けるのであろう。
要は、精神の乱れからくる状態である。
まず、良くも悪くも症状名がはっきりすると、落ち着く面もあるし、
病気なんだと、そこにすがるケースがある。
後者の場合だと、家庭の根本的な問題を変えず、薬の投薬などで誤魔化してしまう。
薬も良い面、悪い面が当然あり、それは症状の深刻さによる。
まだまだ元気なうちに投薬をしてしまうと、自分で何とかしようとする、
自然治癒力を奪ってしまう。
かたや、かなり症状が悪い場合に薬を使用しない、もしくは急激に減らすと、状態は一気に悪化する。
さて、これはどう判断したら良いかと言うと、
基本的には、精神科の言う事はあまり信用しないほうが良い。
もし、不登校専門、など謳っているならば別であるが、
別段、お医者さんを馬鹿にしているわけでは無い。やはり不登校の子供の心理は特別なのである。
それでは、どこに相談すればよいかと言うと、
行政の窓口(地域包括センターなど、地域によって違う)からの訪問看護がまずは良いと思う。
訪問看護の良い所は、自宅に来てくれて、
さまざま話を聴いてくれる。この、話を聴いてくれる、というのが大きい。
ほぼ、心の状態が原因の症状のため、自分の中の毒を出す事、希望を伝えることは、
非常に大きい。
とはいえ、それだけでよくなるかと言うと、それは難しい。
そもそも、周りの環境が緊張状態を呼んでしまっているために、
体も心もガチガチになり、交感神経が故障してしまうのがこの症状だ。
つまりは、周りの環境を変えないとならないのだが、
それが一番難しい。例えば夫婦の不仲など、だ。聞いただけで拒否反応が起こる人も多いのではなかろうか。
そうなると、親も同時に改善を試みなければならない。
つまりは、起立性障害とは、一族の問題なのだ。
話すと長くなる問題なので、また次回に話すが、
まずは、自力も必要だが他力に頼るのが良い。
その中で、我々のような体の専門家も非常に良いと思う。